美容室の開業に必要な資金調達や事業計画書について

これから美容室を開業しようと考えているならば、まずお金がなければスタートしません。お金に関しては、どこからか借り入れるのも1つの方法といえます。加えて、事業計画書が必要になるケースもありますので、これらを十分に用意をしておくことが大事です。

美容室は非常に増えていますが、やはり独立をしたいと考えている人が多いからでしょう。せっかく資格を取得してもすぐに独立をすることができませんが、どこかのお店で5年位は修行をすれば基本的な知識を学ぶことができます。その後、実力をつけた上で独立をして無事に自分がオーナーになることができるわけです。ただしこの場合であっても、いきなり準備もなしにスタートできるわけではありません。そこで、準備として資金と事業計画書は重要になるわけです。

美容室の開業に必要な費用相場

美容室 開業

世の中は、何をするにしてもお金が重要です。これは、世の中の仕組みがそのようになっているため仕方がないことと言えるでしょう。例えば、美容室を開業したいと考えている場合には、大きな夢があってそれはそれで素晴らしいことですが、人に雇われているのとは異なり自分でオーナーになるため資金が必要になるわけです。どれぐらいの資金が必要になるかは、お店の規模によって異なります。なるべくお金をかけたくないならば、できるだけ小規模のところを経営するのが良いでしょう。小規模のお店とは、例えば自分1人で行う形を考えます。1日に来るお客さんの量もそれほど多くないパターンがほとんどですが、これをすることにより、経営自体がうまくいかない時でも大きな損失になる事は少ないでしょう。そうすることで、まずは小さく稼いでいき結果的にそこから収益を出すことも十分可能になります。 小さな店舗を経営する場合には、少なくとも10,000,000円位のお金は用意しておいた方が良いかもしれません。ちなみに、同時に3人から5人ぐらいのお客さんが来ても大丈夫なようにするためには、30,000,000円位のお金が重要かもしれません。そこまで金銭的な負担が大きい場合には、 かなりの借金をすることになりますのである程度の覚悟が必要です。

美容室開業のための資金調達

美容室 開業

美容室を開いて独立することが夢だった人でも、最初のハードルと言えるのはどのようにお金を集めるかにあります。お金を集めることができれば問題ありませんが、多くの人はここで苦戦をすることになりかねません。例えば、お店をオープンする時30歳だった場合、すでに10年近くか10年以上の美容師としての経験があるはずです。そして社会人として10年間はお金を稼いでいるわけですが、10年間で10,000,000円のお金やそれ以上のお金を貯める事はなかなか簡単ではありません。特に最初の数年間の修行時代は、かなり少ない給料でやりくりをしています。相当に計画性のある人でなければ10,000,000円のお金を貯める事は難しいと考えられるわけです。もしそれが、ある程度大きな美容室を開きたい場合にはその2倍から3倍程度のお金は用意しておかなければいけません。 とは言え、多くの人間はその段階で十分なお金は溜まっていないはずです。このような場合には、どこからか資金調達をすることが必要になります。1番良いのは身内から借り入れをすることですが、それが難しい場合には金融公庫が良いかもしれません。銀行から借り入れすると言うイメージがあるかもしれませんが、基本的に 銀行は普段から取引をしていないとまずお金を貸してくれないためその選択肢は考えない方が良いです。

美容室開業のための事業計画書

美容室 開業

昔から夢だった美容室をオープンさせるために、事業計画書が必要になります。この事業計画書と言うのは、おおよそのこれからのオープンしてからの道のりを描いていくものです。当然ながら、初めてスタートする場合にはどのような問題が起こるのかそしてどのような道のりになるのかは予想した通りにはならないかもしれません。それでも良いので、とりあえずの計画を立てておくことが必要です。例えば夏休みに小学生の宿題をする場合、最初におおよその計画を立てたかもしれません。それと同じように、計画を立てておけば良いことになります。当然その計画通りにいかないことがほとんどでしょう。夏休みの宿題であっても、計画通りにいかず挫折した経験があるかもしれませんが、それでも良いのでまずは作っておきましょう。 実はこの事業計画書は、単にこれからの地図を描くだけではなく、公的機関から資金を借りるときに必要なものになります。例えば銀行からお金を借用する場合には、不動産担保等が必要になりますが、金融公庫からお金を借用する場合不動産担保などは必要はありません。そのかわり、この事業計画書を提出し、それに対しての質問を受けるわけです。つまりその段 階である程度しっかりした内容でなければいけないことになるため、専門家に作成を依頼するのも1つの方法になります。

美容室開業のための内装業者の選び方

美容室 開業

もしお金を借り入れることができたとすれば、今度は場所を確保することが必要になります。間違えても、場所を借りた後に資金の調達をしてはいけません。何故かと言えば、資金の調達がうまくいかなかった場合、全てが挫折するからです。資金調達がうまくいったときに、場所を定めることになりますが、駅前等はなるべく避けた方が良いでしょう。駅前であれば、多くのお客さんが来る一方で、毎月のテナント費用も馬鹿になりません。ある程度経験した上で、お金を貯めて駅前にお店を出すのが良いですが、未経験の段階でそのような資金の高い立地でオープンすると失敗したときにかなりの借金を背負うことになるわけです。 そして場所が決まった場合には、今度は内装業者を選ぶことが必要になりますが、配送業者はどこでも良いわけではなく美容室の経験があるところに任せた方が良いといえます。例えば、美容室を専門的に工事をしてきたところならば安心できるわけです。ただ、それ専門でなくても何とか美容室をオープンさせたことがあるような工事会社ならば、そこに依頼しても良いかもしれません。 加えて、どの程度の費用になるかは事前に確認をしておいた方が良いです。最初に見 積もりを取り、丁寧にいくつかの会社と比較をすることで結果を出すのが良いかもしれません。

美容室の開業前に知っておきたいこと

美容室 開業

何事もはじめての経験の場合には、人から話を聞くか十分に調べた後に行動することが重要です。なんとなく雰囲気だけで行っていると、後で大きな損害を被ることになりかねません。実際に美容室を本格的にオープンさせたいとすれば、知識としては初期費用がかかるわけですが、本当に回収できるかを綿密に計算することが必要になります。できるだけ資金をかけたくない場合、自分1人で行うのが良いでしょう。人件費等をかけて規模を拡大する方法もありますが、それはうまくいった場合の話です。経験も何もない人がいきなり人を雇っても、赤字になった場合毎月の資金繰りに苦しむことになり、夜も眠れないかもしれません。 もし自分1人で行う場合は、どのあたりが損益分岐点なのか的確に調べておいた方が良いかもしれません。例えば、1ヵ月に400,000円のお金を稼ぐことができれば、自分が食べていけるだけのお金と毎月の借金を返済できると考えるならば、1週間でどれだけのお客さんを入れなければいけないかわかるはずです。毎週100,000円のお金が必要になるわけですが、1週間に6日開く場合であれば、1日15,000円程度の売り上げが必要です。1万5000円ならば、客単価が5000円だとした 場合最低でも1日3人のお客さんに来てもらわなければいけません。

美容室オープンさせるにあたり、お金はとても重要になります。つまり開業資金が必要になるわけですが、これらは事前に公的機関等にお願いをすれば借り入れをすることができるでしょう。加えて、同時に事業計画書の提出が必要になりますので、丁寧に作っておきましょう。